平成16年9月定例会 発言内容

平成16年9月8日
 一般質問


◆浜田議員
議長のお許しをいただきましたので、ただいまより個人質問を行います。
 世界に類を見ない急速なスピードで高齢化社会が進行している中、国においては介護保険制度の抜本的な改革を始め、本格的な高齢社会を見据えた社会保険制度の見直しが行われていす。

 このような中で、高齢社会対策として今一番求められている施策といえば、
生きがい対策であります。私は、常々訴えていますが、元気な高齢者にいつまでも健康で生き生きと満面の笑顔で生活していただくことは、明るく活力のある地域社会づくりにつながるとともに、今後も大幅な増加が見込まれる社会保障の抑制のためにも、今こそ生きがい対策に重点を置いて取り組まなければならない時期を迎えています。

そこで私は、昨年の9月の個人質問で、生きがい対策について数点にわたりお尋ねし、その際に前向きな答弁もいただき、期待をしていたのですが、いまだに市内の高齢者の方たちから、八尾市の施策が充実されたと実感できる喜びの声を聞きませんし、私にも見えてきません。

そこで、前回の個人質問の答弁も踏まえながら、改めて高齢者の生きがい対策について数点にわたりお尋ねしたいと思います。

まず最初に、高齢者施策に対する市の認識について、個々の質問に入る前にお尋ねします。

  八尾市においても高齢化が年々進んでおり、高齢化率は平成15年の17.3%が、わずか3年後の平成19年には20パーセントを超え、5人に1人が65歳以上という、大きく偏った人口構成が予測されています。このような中で現在から高齢社会に向けた事業転換をし、備えておかなければ、即効性のある新たな施策を打ち出すことなどできません。今回の介護保険制度の見直しでも、軽度介護者の自立促進に重点を置いているなど、できるだけ高齢者が自立し、元気に生活できる仕組みづくりに今から取り組んでおかなければ、長寿を喜び合える社会が実現できないのではないでしょうか。

  そこで、まずお尋ねしたいのですが今後、高齢社会を見据えた施策の充実について、八尾市においてどの様な施策が必要であると認識されているのか、またそれをいつまでに、どう具体化されようとしているのか、生きがい対策は重点施策の1つとして位置づけられているのか、さきにも述べましたとおり、高齢社会への対策は早急に取り組まねばならない課題ですので、お答えください。

  また、今後の高齢者施策の推進に当たり、高齢者に占める元気高齢者の割合を何%高めるといった具体的効果も踏まえた事業計画があるのかどうか、あわせてお答えください。

  次に、具体的内容に入りますが、まず、高齢者の活動団体への支援についてお尋ねいたします。

  市内には、200を超える高齢クラブがあり、日々熱心な活動をされています。
しかし、熱心な活動を行いたくても行えない2つの理由を、高齢クラブの方々からよく聞くのです。

  1つは、活動経費です。現在、高齢クラブへは年額3万8880円の助成金が支給されていますが、この額は少なく、もっと充実すべきです。助成金の使い道の現状を聞きましたが、大阪府連、地域連への会費の支払い、その他募金への協力を含めると、ほとんど手元に残らず、活動経費に困っている団体も少なくありません。

  そこで、高齢者の日々に活動を支援するためにも、ぜひとも助成金を引き上げていただきいのですが、いかがでしょうか、答弁をお願いいたします。また、助成金の受給条件は、50人以上の団体に対する一律額となっており、50人の団体も80人の団体も同額であり、大きな団体ほど不公平感を感じさせる仕組みとなっています。
人数単位の支給に改善していただきたいのですが、いかがでしょうか。

  さらに、50人未満の人数では、助成を受けることが出来ませんが、20人でも30人でも熱心な活動をされている団体がある中で、不公平ではないでしょうか。市は、常々受益と負担の公平性を訴えていますが、介護保険を初めさまざまな福祉施策を受けている人もいる反面、元気な高齢者にはこれといって喜ばれる施策はありません。ぜひ助成金の受給要件の人数を引き下げていただきたいのですが、市長の答弁をお願いいたします。

  次に、活動場所の確保についてですが、相変わらず活動場所の確保に困っているととの声を
よく聞きます。このままでは高齢者の活動意欲の削ぐことにもなりかねませんし、今後の高齢クラブを初め、活動団体の組織づくりにもマイナスの影響を与えないか、大いに心配しています。

  第2期八尾市高齢者保健福祉計画の中にも、高齢クラブ活動事業の方向性についてこう記述しています。「会員数は年々増加」、そして「今後とも高齢クラブの取り組みとして、会員増強運動を展開し、会員増を目指します」とのことですが、会員数をふやしていくということは、活動場所の整備も当然進めていかなければならないと思いますが、今後の明快な見通しを持っているか、お聞かせください。

  また、1つ提案なのですが、活動場所の提供の一環として、総合体育館や文化会館の無料貸し出し日をつくっていただいたり、市の保有する遊休地を活用する際まで貸し出していただきたいのですが、いかがでしょうか。

  さらに昨年9月の私の個人質問で、第2別館の高齢者の活動場所としての活用を提案しまたが、その際の答弁では、八尾市有地有効活用検討委員会において、既に公共施設用地として活用していく方針を打ち出しており、今後、さまざまな角度から検討してまいりますとの内容でした。

  そこで、答弁をいただいてから既に1年が経過し、これまでさまざまな角度から検討いただいたと思いますので、どのように活用するのか、高齢者の活動場所として使用できるのか、明確にお答えください。

  次に、社会福祉会館の老人福祉センターについてお尋ねします。
前回の個人質問でもお尋ねしましたが、社会福祉会館内の老人福祉センターについては八尾の中心地にあるという立地条件から、市内各地から数多くの高齢者が集まり、熱心な活動が行われており、生きがい対策に大きな役割を果たしている施設であります。しかし、参加者がふえることは喜ばしい一方で、社会福祉会館内の老人福祉センターは部屋がなく活動場所の不足が大きな問題になっています。

  そこで、昨年、機能の充実についてお尋ねしたところ、「センターの今後の事業の充実を図るため、自主的運営にかなうニーズの把握をさらに進め、高齢者が積極的に活動できる環境づくりに努めていきたい」と、こういう内容でありました。しかし、その後、1年経過した中で、一向に充実される様子もなく、老人福祉センターの部屋は予約でいっぱい、なかなか利用できない状況であります。このままでは市内各所から意欲を持ち集まってくる高齢者の方々の活動意欲を失わせないか、非常に危惧しています。

  そこで、この1年でニーズの把握をどう進めてきたのか。その成果と対応について明確にお答えください。

  さらに、社会福祉会館については、昨年の個人質問の答弁で、高齢者、障害者、子育て支援、さらにボランティアなど、多くの市民の方々に利用していただいており、福祉の総合センター的機能を果たしている。そして今後とも社会福祉会館の機能について検討し、有効利用を図ってまいりたいと、こう答えられています。

  そこで、お尋ねしますが、その後、どのように検討されたのか。あの小さな施設で28万都市の福祉の総合センターの機能を果たせるかといえば、実際には無理があり過ぎるのです。高齢者、子育て、障害者など、それぞれ重大で大きな役割を果たす事業であるのに、社会福祉会館でこれだけの事業を担うと、それぞれ十分に機能を発揮できず、かえって不満をもたらすことにならないか、危惧します。

  早急に機能分散を図り、それぞれの、特に障害者センターができた今、子育てと高齢者対象の事業内容を充実させるべきと思いますが、市の見解を伺えます。

  次に、高齢者の健康維持・増進についてお尋ねいたします。

  いつまでも元気に生きがいを持って過ごすためには、健康の維持管理も重要です。
八尾の健康づくり対策の内容を調べてみましたが、健康手帳の配布、健康診査、がん検診、健康教育、健康相談等行っていますが、以前から行っている、どちらかといえば消極的な事業に思えてなりません。

  もっと高齢者が積極的に健康増進に取り組みたいと思える事業を行うべきです。例えば近年、ウォーキングの健康への効果がテレビ等で報道され、ウォーキングや散歩をする人がふえています。

  しかし、まちじゅうの歩道は段差をあり、車を多く、歩道のないところも多いので、高齢者にとって非常に危険です。

  そこで、市内各地で安心して散歩できる玉串川沿いのようなイメージの散歩道を整備できないのでしょうか。地域の公園などの既存施設も生かしながら、ベンチ等を設置した休息場所、季節の花々を植栽している場所を通れる散歩道があれば積極的に散歩する人もふえると思います。何も大がかりな設備を提案しているのではなく、できるだけ現在の道路、歩道、公園などの八尾市が持つ地域資源を生かしながら工夫すれば、それほど予算をかけなくても整備できるのでははいでしょうか。この点、まず市の見解をお聞かせください。

  また、健康づくりのためには、年に1、2回、高齢者の体力測定大会のようなものを開催し、元気高齢者コンテストによるランキング発表や表彰なども行えば、高齢者が自分のレベルがどの程度かわかり、もし低ければ健康増進への意識づけにもなりますし、ランキングの上位にいればさらなる体力づくりの励みにもなると思います。ぜひ八尾市で実施していただきたいのですが、いかがでしょうか。

  次に、高齢者のボランティアについてお尋ねします。

  高齢者は、豊富な知識と経験を持つ、市の地域経営システムの考え方からすれば、大切な地域資源であります。しかし、現在の状況では、ボランティアや市政参加の面での活躍の場が少な過ぎるのではないでしょうか。八尾市高齢者保健福祉計画に市内のボランティア活動グループの一覧も掲載されていますが、その数は多いとは言えません。また、グループに所属したくはないが、個人でボランティアに参加したいと思っている人も少なくないのではないでしょうか。

  内閣府の調査によりますと、特に60年代前半の7割強が、ボランティア活動にぜひ加してみたい、また機会があれば参加してみたいと、ボランティア活動の参加意欲が高いことが明らかになっています。今後、高齢者の社会参加の促進が重要とされている中で、市として高齢者のボランティア活動の環境整備についてどう考えているか、お聞かせください。

  以上、数点にわたり生きがい対策についてお尋ねしました。市は厳しい財政状況を理由に、事業の実施は厳しい、困難であるといった答弁をよくされますが、冒頭にも述べましたとうり、高齢者の生きがい対策の充実で、元気高齢者がふえることにより、地域社会そして八尾市全体の活性化につながりますし、何より医療を初め社会福祉制度に頼らなくてもよくなることで、財政面でも大きなプラス効果をもたらします。目先の財政状況だけで考えるのではなく、10年、20年先を見据えた上で、今から生きがい対策の充実を市の重点対策として取り組むべきです。

  市長の明快な答弁をいただきますようお願いいたしまして1回目の質問を終わります。

  御清聴ありがとうございました。


市長(柴谷光謹)答弁 ◎市長(柴谷光謹) 〔登壇〕
  ただいまの浜田議員の御質問にお答えをいたします。

  高齢者施策につきましては、高齢者保健福祉計画において生きがい対策を位置付けており、現在、鋭意、事業展開を図っているところであります。

  元気高齢者の割合につきましては、国では、健康寿命の延伸を目指し、平成17年度から10ヵ年の健康フロンティア戦略を打ち出しており、その中で要介護者を「7人に1人」から「10人に1人」へ減少するよう目標を掲げております。

  そのため、介護予防の拠点の整備と地域で支え合う地域社会の活動の強化を施策の中心としております。

  本市の高齢者保健福祉計画の生きがいづくりにおきましても、社会参加と生きがいの促進、高齢クラブ活動への支援、社会参加の拠点づくりを掲げ、計画の推進に努めており、今年度中には高齢者のニーズを把握するためのアンケート調査を実施すべく、検討を進めているところであります。

  次に、高齢クラブの活動助成金についてでありますが、この助成金は、大阪府補助金の運営要綱に準じて支給されているところであり、本市独自では困難でありますので、引き続き府に対し要望を重ねてまいります。

  次に、高齢クラブの活動拠点は地域の集会所や公民館での活用をお願いしているところであります。

  大阪府の設置要綱の廃止により、新たな老人クラブ集会所の設置は困難であり、現在、
市内39ヶ所の集会所でのさらなる活用を促進してまいりたいと考えております。

  旧第2別館を初めとする公有地の活用につきましては、その他の公有地も含め検討中でありますが、活用方策の検討とあわせ、本市の財政状況等を勘案し、引き続き十分検討してまいりたいと考えております。

  次に、社会福祉会館の老人センターにつきましては、利用者が年々増加し、調査により、いずれの講座も満員状態であることは認識しております。今後、利用者の増加への対策につきましては、既存施設の活用を含め、地域資源の活用の検討を行い、将来計画においてその必要性の検討を図ってまいります。

  さらに、社会福祉会館についてでありますが、限られたスペースの中、高齢者、障害者、子育て支援者、ボランティアなど、多くの市民の方々にご利用いただいており、これまでも施設の有効活用を図る中、それぞれの事業の充実に努めてまいったところであります。

  議員御指摘の子育て支援事業としましては、子育て総合支援ネットワークセンターの設置、高齢者対象の事業といたしましては、老人福祉センター事業等の実施に努めてまいりましたが、障害者総合福祉センターの設置に伴いまして、これらの事業の充実を含め、施設の有効活用について調整を図ってまいりたいと考えております。

  次に、高齢者の健康の保持増進についてでありますが、本市では、健康日本21八尾計画を策定し、身近なところで運動習慣を身につけようとする運動・身体活動を主体とした健康づくりも目標の1つとしているところであります。

  また、散歩道の整備についてでありますが、身近にあります道路についても、幅の広い歩道の設置を初め、歩道の段差や傾斜の改善等を行い、高齢者を初め、だれもが安心して出歩くのが楽しくなるような環境づくりに努めているところであります。

  議員お示しのように、玉串川や長瀬川等、河川敷を活用した沿道の修景整備や、道路における歴史・自然景観を取り入れたコミュニティ道路のほか、公園に休憩施設を設置するなどの整備を行っているところであります。

  今後とも引き続き水路、道路、公園など限られた資源を有効に活用し、歩行者が歴史や自然の風景を眺めながら、気軽に散策できるよう整備を行ってまいりたいと考えております。

  特に、高齢者につきましては、運動機能の低下や閉じこもり、転倒による寝たきりを防ぐため、特別な運動に限らず、日常生活の中でも体を動かす工夫をできるだけ多く取り入れ、外出を楽しめるよう、運動習慣の機会をふやす必要があると考えております。

  今後、高齢者が元気に生きがいを持って過ごせる高齢社会は、社会全体で高齢者を支え、相互に協力する社会であり、都市基盤を初めとして高齢者に配慮した社会の仕組みづくりが今後の大きな政策課題であると認識しております。

  次に、高齢者のボランティア活動の環境整備についてでありますが、シルバーリーダー要請講座等を通じて、人材の養成や組織づくり、また老人クラブ集会所や高齢者ふれあい農園、老人福祉センター、地域の浴場などの地域資源を拠点として、その機能の充実と交流の場の確保を促進しながら、社会参加の支援に努めてまいっております。

  以上です。


2回目質問 ◆浜田議員

  市長より、大変元気に答弁をいただきましたが、大変内容が消極的でした。

  私の質問に対して、明確にお答えをいただいていないものもあります。
そして何より市の生きがい対策に対する熱い意気込みが、私に伝わってきません。
これから再度、お尋ねしてまいりたい。たくさんあります。 
 
  まず、1回目の質問の冒頭に、大きな観点から、高齢社会を見据えた施策の充実について、
八尾市ではどのような施策を必要と考えているのかとお尋ねしたところ、高齢者保健福祉計画において、生きがい対策を位置付けており、現在、鋭意、事業展開を図っているとの答弁でした。しかし、高齢者保健福祉計画が掲げる生きがい対策が、高齢社会への対応にどう効果的に結びついていくのか、見えてきませんし、新たな施策が展開されようとしているようには見えてこないのです。

  つまり、積極的な施策展開が見当たらないのです。私が強く訴えている生きがい対策についても、先ほどの答弁では、鋭意事業展開をしている。その内容は、これまでから行ってきた事業であり、また充実されたわけでもありません。昨年の9月の個人質問で、市に指摘したはずです。

  その際、市長は、今後、八尾市として前向きにこの高齢者問題について、積極的にそういう施策、あらゆる面について充実させてまいりたいと、はっきり答弁されていました。しかし、その後、1年が経過しても、まったく事業内容に変化もなく、今後の見通しも変わっていません。なぜこのような状況で鋭意事業展開をしていると答弁できるのか、私には理解できませんし、納得も出来ません。

  もし、本当に事業展開がされているのなら、私はここで今、質問する必要がないのです。多くの高齢者の切実な願いであり、高齢者施策がまだまだ不十分な状況であるから、今、質問をしているのです。

  そこで、まずお尋ねしますが、現在の生きがい対策事業の内容で、鋭意展開している、十分であると考えているのか。今後の施策展開についても、現状のままか、それとも既存事業の見直しも含めた新たな施策を展開していく考えがあるのか、この際、確認しておきたいので、答弁願います。

  次に、生きがい対策についての答弁では、今年度中に高齢者のニーズを把握するため、アンケート調査を実施するとのことですが、アンケート調査について、その結果をどう具体的施策に結び付けようとしているのか。例えば高齢者クラブの活動支援への要望がもし高ければ、1回目の質問で触れましたように、助成金の拡充や助成対象条件となる会員数を引き下げるのか。社会参加の拠点についても、ニーズが高ければ整備する覚悟があるのか。ニーズを聞くだけ聞いて、できませんというような結果になるアンケートなら、その実施の必要性について疑問に思います。この点、答弁を願います。

  高齢クラブへの活動助成についてですが、府の助成金の運営要領に基づいて支給しているため、市独自では困難、府に対して要望を重ねていくとのことですが、他者任せではなく、八尾市みずから高齢者の活動を支援するつもりがあるのかないのか、お聞かせいただきたいのです。

  府は、未曾有の財政危機で、新たに増額するというようなことは考えていません。期待できません。八尾市も厳しい財政状況にあることは、私も十分認識していますが、高齢者にいつまでも元気で生活していただくことで、社会の活性化と医療や介護などの社会保障費などの抑制にもつながり、大きな事業効果を生み出すのです。

  そこで、再度お尋ねしますが、高齢クラブの果たしている役割について、どの様に市は認識しているのか、今後の支援策の方向性も合わせてこの際、お聞かせください。

  次に、第2別館の活用についてですが、その他公有地も含め検討中であり、活用方策の検討とあわせ、本市の財政状況等を勘案し、引き続き十分検討するとのことで、1年たっても全く進展していません。

  財政状況が非常に厳しいことも、第2別館の現状も十分認識しているのですが、高齢者が少しでも多くの活動場所をと願っている一方で、何ら活用されずに、市の用地が放置されているのも非常にもったいない話です。今後、検討を進められる際には、市民ニーズを十分つかんでいただき、市民に喜ばれる活用、高齢者に喜ばれる活用がなされるよう要望しておきます。

  次に、社会福祉会館の老人センターです。現在、高齢者であふれかえっています。高齢者の不満の声もよく聞きます。早急に対応しなければ、高齢者の活用意欲を削ぎ、元気な高齢者を減らしかねない状況にあります。答弁では、既存施設の活用も含め、地域資源の活用の検討を行い、将来計画においてその必要性の検討を図る、将来計画とは一体いつのことになるか。そんなのんびり構えていられる状況ではありません。現在の高齢者であふれかえっている状況と、さらに多くの利用ニーズがある中で、早急に取り組んでいただきたいのですが、再度答弁をお願いします。

  また、活用が考えられている既存の施設にどのような施設があるのか、この点についても明確に、施設名を挙げてお答えください。

社会福祉会館についてですが、決して高齢者だけの施設として活用すべきと言ってるわけではありません。現在のあの限られたスペースの中で、高齢者、障害者、子育て支援、そしてボランティアなど、福祉の総合センター機能を果たせるような状況ではないのです、これ、何回もいいますけれども。これまでの歴史的な使用経過があることも認識していますが、高齢者、障害者、子育て支援、ボランティアとも今まで以上に重要な事業内容であり、今、思い切った機能分散を行わないと、あの小さな施策はパンクしてしまいます。利用者の不満につながっていないか、答弁では施設の有効活用について調整を図ってまいりたいとのことですが、非常にあいまいでわかりにくい答弁です。

  そこで、具体的にいつまで、どう調整を図っていくつもりか、機能分散をする気があるのかないのかも含めて、明快にお答えください。また、この際、あわせてお聞きしたいのですが、社会福祉会館の利用者の増加に伴い、自転車の駐輪場不足が問題になっています。

  会館の前や歩道も自転車で埋め尽くされています。そのため、障害を持つ方のための点字ブロックの上にも、自転車が置かれており、非常に危険な状態です。障害者も利用している施設であるのに、このような状況は放置できない問題です。早急に駐輪場の増設など対応していただきたいのですが、答弁、お願いします。

  高齢者の健康保持・増進についてお尋ねします。生きがい対策とともに重要なのは、健康維持管理です。できるだけ長い間、健康で暮らせる予防対策に重点を置かなければならないと思います。現在の施策を見回しても、健康を損なわないことを目的にした内容で、積極的に健康増進への意欲づけや、行動につながる内容が見当たらないのです。高齢者の体力測定とランキング発表について提案したのですが、答弁をいただいておりません。実施するつもりがあるのかないのか、はっきりお答えください。高齢者の自発的体力づくりを増進する事業を早急に検討・実施していただきたのですが、この点、市はどう考えているのか、お答えください。

  またウォーキング道の整備についてですが、答弁では、今後とも引き続き、水路・道路・公園等限られた資源を有効に活用し、歩行者が歴史や自然の風景を眺めながら、気楽に散歩できるような整備を行ってまいりたいと、非常にこれは前向きな答弁をいただきましたので、大いに期待しています。高齢社会への備えとして、せめて1年に1コース、2コース、でも着実に整備を進めていただき、高齢者を初め市民が安心して散歩できる散歩道が、市内全域で整備されるよう強く要望します。

  次に、痴呆予防にもっと積極的に取り組むべきです。軽度の痴呆の場合、家族や周りの人が見ても、ほとんど痴呆の症状だとわかりません。痴呆も早期発見と予防が重要です。

  私もこの質問をする際に、他市の状況をいろいろ調べてみましたのですが、四国の徳島市で医師会の協力で物忘れ検討事業を実施しています。これは市の基本健康診断にあわせて40歳以上の希望者を対象に行われています。

  7月時点ではまだ全国でも群馬県と岩手県の盛岡市についで3番目の実施ということですが、痴呆予防に効果があり、それほど予算もかけずに実施できると思いますので、ぜひ本市でも痴呆検診を実施していただきたいのですが、市の見解をお聞かせください。

  高齢者のボランティアの環境作りについてですが、私の質問の内容に的確に答えていただいておりません。私は、何も既存の高齢者施設の範囲内で尋ねているものではなく、もっと地域社会や市全般において、高齢者の活躍の場づくりについてどう考えているのか、お聞きしているのです。

  市は、地域経営システムを進める上で、人材も地域資源として位置づけているのではないのですか。それなのに、高齢者施策の範囲内でしか高齢者ボランティア活動を考えていないと思うと、非常に残念です。

  そこで、再度お尋ねしますが、地域社会、そして八尾の政策推進を初め、市全般における高齢者ボランティアの活躍の場の整備について、ぜひとも積極的に取り組んでいただきたいのですが、答弁お願いします。

  以上で、2回目の質問を終わります。


保健福祉部長 答弁



◎保健福祉部長

  ただいまの質問、相当数ございます。

  まず1点、積極的なものがないのかどうかというご質問であろうと思うんですが、基本的に高齢社会で高齢者が4人に1人という社会になりますと、当然その社会が、その方々を中心に形成されるということとなりますので、行政施策の中の福祉の分野だけの議論で、高齢者の対応を考えるということではなくて、先ほどの市長の答弁にもございましたように、都市基盤そのものが高齢者用の対応に、仕様に変わってまいる。当然、ソフトの部分についても全ての市民の方々とともに、ボランティア活動をやっていただくという方向が出て、そういう形の社会に変わってまいるというのが基本になろうかと思います。

  その中で、具体的に福祉においてどれだけの施策で対応できるかと、アンケート調査をどう反映するかという御質問だったと思いますが、ここの部分については、このアンケート調査を基礎といたしまして、次の介護保険計画、これは18年度になるわけですから、17年度のアンケートの中でこの施策を新たに考えていくと、こういうことになると。ここの中では具体的な施策をどうするかということは、当然この中で出していくということになろうかと思います。

  それから、クラブの問題でございました。高齢クラブの活動支援のことについて、どうなのかということで、今後支援されるのかという御質問だったと思いますが、高齢クラブの単位での補助については、連合会が集約して補助をしている。連合会の中においても、会員数によってそれぞれやっぱり変動すべきではないか、あるいは、それぞれの地域の会の中で積極的にやっておられることについては、もう少し分配を考えるべきではないかと、こういった議論も連合会の議論の中でされておることだと、私どもも把握しているところでございます。

  したがいまして、そうした自主的な活動でございますので、そうした意見を尊重しながら、行政としては連合会に対する支援だとか、人的支援も含めました、協力をしていく。そういうことになろうかと思います。

  金額をどうのこうのという議論は、今後、財政の議論も踏まえまして、その中でやっていくということになろうと思います。

  それから、市長答弁で、将来計画においてその必要性の検討を図るということで申し上げておるわけですが、基本的には将来計画と申しますのは、総合計画であり、実施計画であり、具体の計画の中にその検討を進めていくということを、市長の答弁として申し上げたと、こういうことでご理解を願えればありがたいと思います。

  それから、今現在の老人福祉センターの状況というのは、私も十分認識をしておりまして、駐輪場の状況についても、トラブルでいろんな問題が出ているということは、十分認識をしておるところでございますが、市としては、先ほどの全体の将来計画の中でどうするかということを検討するということでご理解を願いたいというふうに思っております。

  それから、非常にすばらしい提案をさまざまいただいておるわけです。例えば元気高齢者の方々のコンテストだとか、あるいはウォーキングとか、当然そういうことについては私自身は非常にすばらしいことで、そのことが行政全体として受け入れられればいいとは思うんですけれども、ただ、今、行政の立場として現行の介護保険の制度があって、その上でケアが必要な高齢者の方々を先に対応していかないかん制度上の問題がある中で、元気な高齢者の方々の施策として、福祉としてどの部分の範囲でできるかという問題があるということを理解をしていただきたいなというふうに思っております。

  それから、痴呆予防の件ですが、検診という表現をしていただいたと思うんですが、痴呆予防の教室については、現実に今、地域在宅介護支援センターにおいて、現実に行われております。議員御指摘の検診というのは、新しい形でコンピューターなどを使ってする検診を言っておられるのか、ちょっと私わかりませんが、そういうことではなく、痴呆予防という教室の中で在宅支援センターで現在も進めて折るということを御理解願って、ケア会議でも痴呆のそれぞれのケースについての対応も図っているということで御理解を願いたいということでございます。

  それから、先ほど言われました高齢のボランティア活動の議論でございますが、高齢の方々が集まってボランティア活動をするということではなくて、やっぱり地域の中で世代を超えてボランティアをされるわけで、ボランティアというのは必ずしも高齢の方々が集まってやるんではないと、社会全体の仕組みとして、ボランティアが、それぞれの項目で、例えば教育の問題であったり、あるいはスポーツの問題であったり、そんなことをやっていくことがボランティアだと思いますので、
そこにそれぞれ自発的に活動として参加をしていただいているのが現実の姿だろうと思いますので、今後もボランティアとしてそれぞれの分野において、やっぱり活躍していただいているのは、例えば福祉でも民生委員さんの方々にも高齢の方々がおられますし、そこで活躍していただいている社会であることの御理解をお願いいたしたいと思います。

  議員の御質問に全部お答えをさせていただいたとは思いませんが、それから生きがい対策も十分とは、いわゆる福祉施策の中で十分とは言い切れないとは思いますが、今後何が適切で、何が選択肢でやれるのかということを考えながら進めたいと、こういうふうに思っております。


3回目質問


◆浜田議員


  たくさんの質問をしたかったので、大急ぎでお話をしまして、皆が笑っておられましたけれども、1回目、2回目、さまざまな答弁をいただきましたが、いずれにしろ消極的で、何か不誠実だと思いました。

  元気印の高齢者が、いつまでも元気で自立して生活していくことは、万民の願いです。

  私は、先日、会派の行政視察で厚生労働省を訪ねました。現在進められている介護保険制度の見直しについて学ぶ機会を得ました。とにかくどのような制度でも、持続可能でなければならない。介護保険を初めとする日本の社会保障制度は、もう現在パンク寸前の状態であります。

  「今、まさに高齢者が元気に過ごせるよう、予防重視の施策を、展開していかなければならない」と、国の担当者も強くおっしゃっていました。私も高齢者の生きがいという立場に日々携わり、八尾市に対して生きがい対策を求めてきた一人として、まさに厚生労働省の担当者の言うとおりであるなと思いました。

  しかし、現在の八尾市の高齢者施策を見回しましても、効果的で高齢者が喜ぶ施策が少なすぎます。

  何度も言いますが、高齢者社会への対応は、今から取り組んでおかなければ、間に合いません。早急に積極的な施策を打ち出していただきますよう強く要望しておきます。

  特に今後の高齢者施策において、1点、高齢者施設、活動場所の十分な整備と、2点、健康維持・増進に積極的に取り組むべきです。

  この2点について、今後、積極的な、かつ新たな事業展開に取り組んでいただきたいと思いますので、市政のトップである市長さんの見解をお伺いして、私の質問を終わります。


佐々木助役 答弁


◎佐々木助役

  高齢者福祉について、いろいろ御意見をいただきました。私どもは、地域福祉計画、それから健康日本21、この計画のもとに、児童、障害者そして高齢者、この3つの点で重点的にやっているわけでございます。

  この高齢者福祉につきましては、最近の動向といたしまして、今、浜田議員がおっしゃっておられますように、平成12年度からやはり介護保険の導入がございます。こういう形で自立支援という形をやってきたわけでございます。もちろん生きがいづくりと健康づくりと自立支援、この3つが高齢者保険の基本となるところでございます。

  平成12年度から入りました介護保険、これについては非常に少子高齢化社会の中での対応ということで、自立支援の部門に重点を置いてきた経過がございまして、生きがいづくりにつきましては、従前の高齢クラブ活動ほか13項目についてこれをやっているわけでございますが、とりわけ健康づくりについては、新たに13年度から予防接種あるいは在宅寝たきり老人等訪問歯科事業、あるいはまた介護事業につきましても、新たに軽度生活補助事業ほか10点の新たな施策展開をしているところでございます。

  そういう中で私どもは、現在、策定しております高齢者福祉計画に基づき、これを着実に進めてまいると、このように考えているところでございますので、今、議員御指摘の2つの視点、活動場所の確保並びに健康づくり、この視点につきましても、重々その中でこの実現に向けて努力してまいる。この計画に従って実現に向け努力してまいると、このように考えているところでございます。
以上9月8日の発言と答弁です。